王子と姫が出会いました。
冬次さんもミクさんも、あたしの両親も。



みんな蒼路にはよくしてくれる。



ほとんどの人が蒼路のことを知ってるから、影でなにか言われることもない。



見た目でわかってしまうのが現実だけど…。



「冬次!!」

「蒼~!!久しぶりだな~!!」

「お酒くさ~い…」

「祝い酒だからな!!蒼はハタチになるまで飲むなよ?」

「そんなの飲まない!!ねぇ、お泊り、いつしていいの?」

「冬次な、ヒマになるからいつでも来い。ミナも蒼と遊びたがってんだ」

「じゃあ明日!!」



冬次さんは『おじいちゃん』と呼ばれるのを頑なに嫌がり、『冬次』と呼ばせている。



うちのパパは『じーちゃん』って呼ばれちゃってるけど。



「会長、仕事放棄は困りますけど?」

「会長なんかなりたくねぇのにお前が無理矢理…」

「まだまだ働いてもらいますから」

「王子のくせに!!偉そうにスピーチなんかしてんじゃねぇっての」

「ははっ、死んだ親父も親父も超えてやるから見ててよ」

「生意気だ」



みんな、幸せですよ。



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