王子と姫が出会いました。
こんなに嬉しくていいんだろうか…。



マジでありえねぇ…。



「あとね、コレ…」

「なに?」

「ストラップ…王子君のイメージで作ってみました…」

「姫が作ったの?」

「僭越ながら…」



うっれしい…。



黒と赤とシルバーのビーズで作られたストラップをもらった。



家事できねぇのに器用だな!!



「着けていい?」

「うん…」

「その前に確認しとくけど、俺は姫を好きで、姫は俺が好き?」

「そうです」

「じゃあ別れない?正式に付き合うって意味?超大事にしていい?」

「嬉しい限りです…」



真っ赤な顔でそう言った姫をまた抱きしめた。



姫が俺のモノになりましたっ!!



「それと、今日はあたしがご飯作ります」

「マジで…?俺、テンション上がり過ぎて死ぬかも…」



おだんご頭の姫はやる気満々らしい。



派手なパーカーとショートパンツがもう…カワイくて仕方ない…。



誕生日、最高…。



< 82 / 701 >

この作品をシェア

pagetop