アネモネ*~風、君を愛す~
「あー、修ちゃん、
うちのクラスに転校生が来るって聞いた?」
幼馴染で同じクラスの修ちゃんに声をかけた。
「そうみたいだな!
2人来るらしいぞ。…って、
サァは知らなかったのか?」
「うん。知らない」
「ほんとサァってさ、
友達とか佳矢君以外には興味ないって感じだよな」
修ちゃんは、
小さい頃からアタシを{サァ}と呼ぶ。
「マジで??
2人も来るの?」
アタシと玲と志保、
3人の驚く声が合わさった。
「おまえらさー、
ちょっとは他のことにも興味持ったら?
ま、サァは無理だろうけど(笑)」
「大丈夫よ、修ちゃん。
ちゃんと他にも興味あるもん。
修ちゃんのことも忘れてないしねー。ハハっ」
「ほんと、サァって
適当だよな。
佳矢君、大変そうだわ」