アネモネ*~風、君を愛す~
帰る間際、
父がコッソリと話してくれたんだ。
{本当は、怒鳴って反対して、アツを殴ってしまいたかったと…。
でもそんなことをしても、アタシが悲しむだけ。
アタシが幸せでいられることが、今の自分たちの幸せだと…。
そして母が父に、「紗那は私に似て頑固よ」って、笑っていたと言うことを…}
父と母の愛情の深さに、
アタシの目からはまた涙が零れた。
そして、
心の中で、何度も何度も{ありがとう}と言ったんだ。