あたしと彼と白いキャンバス
状況を正しく理解できていないエリカもベッドに飛び乗り、

あたしはミカさんとエリカに挟まれるかたちになる。



「結ちゃん、ホットミルクつくるから待っててね」

「エリカものむー!」

「そうね。みんなで飲みましょう」



あたしは下を向いていた。

自分の足の先を見つめていた。


落としたコンビニ袋を拾う音。

小さな鍋をコンロに置く音。

カチカチカチとガスを点火する音。



…泣きたくなるのは、なんでだろう。
< 164 / 321 >

この作品をシェア

pagetop