あたしと彼と白いキャンバス
あたしと新太郎先輩は息を殺し、耳をすませる。


「写メ撮ってうちらにまわしたの志乃じゃん」

「結ちゃん酷い! とか言って。ねえ?」

「それは…だって…」


志乃の声がか細くなっていく。




志乃は篠宮先輩が好きで、
その気持ちをあたしに教えてくれた。

あたしと篠宮先輩が車に乗り込むところを見たとき、彼女はどんな気持ちになったんだろう。


裏切られた、と思っただろうか。




「てゆっか、うちらは志乃のために小早川のこと虐めてんのに、そんなこと言われたらさあ」

「うちらだけ悪者みたいだよね」

「……」
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