あたしと彼と白いキャンバス
教室に入ると、あの茶髪女子たちが視界に入る。

あちらもあたしに気づいたようで、

カチリ、
目が合ってしまった。


「……」


無言のままで小さく頭を下げられた。


…今まで、無視するか攻撃するかのどちらかだったのに。



「あの子たち、昨日も大人しかったよ。新太郎先輩の言葉が効いたのかな?」



志乃は以前の明るさをすでに取り戻していた。


あの友人たちと言葉を交わすことはなくなったけれど、

志乃には他にもたくさん友達がいる。


もちろん、
あたしもそのひとり。
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