絶えぬ想い、君に
今日は普段の学校より、登校する時間が早いから作れなかった。
ってか作ろうとは思ってたんだけど、親父が今日はいつもより仕事行く時間が遅かったから、今日はいいよって言われて。
今日だけちょっと甘えてしまった。
「じゃあ、今日はお父さんが作ったの?」
「うん。」
「お父さん、お料理するんだ。」
「京平の父ちゃん、すげぇ料理うまいんだよな。」
そうなんだよ、これが。
今日乃亜が持ってきた弁当も、またうまそうに作ってくるんだ。
…俺ももっと練習しなきゃだね。
「あした、えんそくなんだよー!!」
乃亜が口の周りにご飯粒をくっつけながら喋っていた。