のんびりッ子にて脱力を。

どうしよう…。


こんなかっこ見せたら、ぜーったい弄られる!!


ここは、隠れるべし!!


と思ったのに、

「凌ちゃん、浮気ですかー??」

『詩織?!』


「…凌斗くん、この子彼女??」


『いや、ちげーよ??』


「ふーん。よかった。
凌斗くん、こんな高校生相手にするわけないよね。」

『いや、まぁ…、』


UFOキャッチャーの影から覗き込むと、

綺麗なオネーサンが凌ちゃんサンの服の裾を摘まんで可愛い子ぶっている。


「中島さーん。
今の聞いたー??」


今あたしにフリますか?!



「のん?!いるの?!」


うわぁ。
こっち来んな!!



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