王子と王子の愛しの姫(仮)
夏帆ちゃんの一方的な話を聞きながら歩いた。
私は相槌をうちながら聞く。
話すのも上手なんだね。
急に夏帆ちゃんの足が止まった。
「ん?どうしたの?」
夏帆ちゃんは俯く。
「あの・・・先輩って、木原先輩と・・・どういう関係なんですか?」
「なんで?」
「いや・・・仲よさ気だったから、付き合ってるのかな・・・?って?」
「付き合ってないよ!」
私は全力で否定した。
「そうですか・・・だったら・・・あまり一緒に話すのやめてもらえますか?」
か・・・夏帆ちゃん???
な・・・なんで?
「う・・・ん・・なんで?」
「なんでって・・・木原さんが好きだからです。嫉妬・・・しちゃいます。」
夏帆ちゃんはほっぺを真っ赤にして言う。
「これ・・・秘密ですよ?」
俯きがちだった顔をあげ、恥ずかしそうに言う夏帆ちゃん
私は何も言えないで、ただ顔が赤い夏帆ちゃんを見ていた。