王子と王子の愛しの姫(仮)
「俺、知ってんだぜ。
テメーが噂流してること。
色々聞きまわったよ。
蘭が傷ついてるのは見てて痛々しい。」
蓮・・・
それって私のためなの?
「あ〜・もう・・・・
全部知ってるんでしょ?」
え・・・?
夏帆ちゃんはいきなり泣き止み、髪をくしゃくしゃかく。
「そうだよ。
ギャルたちの接客のときにわざと、水をこぼさせたのも私。
私服に紙はったのも私。
噂もそう」
夏帆ちゃんは下をみて、ため息をひとつはいた。
「じゃっ・・・」
夏帆ちゃんは強がって、ゆっくり歩いて、駐輪場をあとにする。
でも私見たんだ。
頬にボロボロ涙が流れてるのを。
それを必死に手で拭いているのを。
本当に好きだったんだね・・・。