王子と王子の愛しの姫(仮)
「好きです!
付き合ってください!」
私が駐輪場の一歩手前でそんな声がした。
私は咄嗟に物陰に隠れる。
誰・・・・?
私はこっそり顔を覗かせる。
「あ・・・・」
蓮と夏帆ちゃんだ。
微妙に会いたくない。
「やだ。」
わっ
蓮!!!
夏帆ちゃんは眉と眉を寄せ、今にも泣きそう。
そんなことを考えていると、本当に涙が一粒ながれていた。
「嘘泣きしても無駄だぜ?」
蓮は冷たく夏帆ちゃんを睨む。
夏帆ちゃんの眉毛がピクッと釣り上がる。