不器用恋愛~甘いキスをあなたと♥~
震える手で握られている俺のTシャツの裾。
「……ください」
「鈴加……?」
「……シてください///」
「っ……」
真っ赤に頬を染めて目を潤ませているのに、俺から目を離そうとしない。
「……っ」
――ドサッ
また抱きしめながら、鈴加を押し倒した。
「いいんだな……?」
そんな俺の問いに、コクンと頷いた
「んあっ……」
唇を重ねたまま、ワンピースをゆっくり脱がしていく。
下着だけになると、真っ赤な頬をさらに赤くして白い肌の体が小刻みに震える。
「っ……」
「司先輩……?」
ヤベッ……俺、緊張してる……?
鈴加の胸に置いている手が、無意識に震えているのに気づいた。
――チュッ
触れるだけの優しいキス。
鈴加から初めてしてきた、優しいキス……
俺の震えに気づいたのか……?
何でもいい。
とにかく鈴加に触れたい……
鈴加を……俺だけのものにしたい。