不器用恋愛~甘いキスをあなたと♥~
電気が付くと、目がチカチカした。
ソファーで座って待っていると……
「はいっ」
差し出された湯気のあがっている熱々のお粥。
「卵粥にしたんですけど……。大丈夫でしたか?」
「卵……?卵なんてあった?」
昨日開けた冷蔵庫にはミネラルウォーターしかなかったような……
「さっき買いにいってきたんです。熱さましシートも欲しかったし」
「えっ……マジ……」
どこまで俺は迷惑かけてんだよ……
……ん?
「す……鈴加?どうした?」
異常に鈴加から感じる視線。
「い、いえ。何でもないです!」
「そう……?」
「……もう甘えてこないんだ」
「……は?」
「いえいえっ!」
何なんだ?