不器用恋愛~甘いキスをあなたと♥~
それから鈴加が作ってくれた、卵粥を食べきった。
「ほら、食べ終わったらまた寝てください」
「は?もう!?」
あまりにも早すぎねぇか?
「当たり前ですっ!熱も計ってくださいね!」
「あぁ―」
なんか鈴加の方が今日は優位に立ってねぇか?
って考えるのも頭がぼーっとして、ダルい……
「ほら!ずっと起きてるから熱があがってきたんじゃないですか?」
起きてるって言っても、ほんの少しなのに……
って思ったが、言ってしまったら、もっと色々言われると思い言葉をのみ込んだ……
「着替えてくださいね。汗もかいてるし」
「はい……」
反抗しないで素直に従うことにしよう。
うん、そうしよう。
部屋で適当に着替え、リビングに戻った。
「じゃあ、鈴加。送っていくから帰るぞ」
「……え?帰らないといけないんですか?」
「は……?」
そんな悲しそうな顔するなよ。