死に神ゲーム

side・・・shizuku




手紙の返事を出した数日後、私は郵便受けの前で固まっていた。





「こ、これは・・・」




真っ黒な便箋――――






見覚えのあるこの便箋。



「し、死に神ゲームの人?からの・・・だよね」




いや、出ますって返事出したよ?

出したけどさ・・・





「・・・とりあえず、部屋に戻ろう」




今日大学休みでよかった。


















リビングのソファーに座ると、早速手紙をみはじめる。


勿論、贈り主の住所なんてない。

ましてや名前なんてのもない。




あるのは私の名前だけ。





「・・・読むか」




封筒から手紙を取り出す。






*‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥



タキシタ シズク 様




御返事ありがとうございます。


参加するか否かで貴方は 参加する を選ばれました。





それでは
ここから先はゲームオーバーになる以外でのリタイアは認められません。


逃げようなんて考えはお止め下さい。




まず、第一のゲーム会場は プラントランド にございます。


日時は明後日の3時、この時刻までに園内に必ずいてください。


おられなかった場合はゲームオーバーとみなし、罰ゲームを受けてもらいます。



それでは、誰一人かけることなく皆様に出会えることを心よりお待ちしております。




‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥*



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