死に神ゲーム



死んでもらいます。


その言葉を言ったスピーカーの声は今までとは違い声をワントーンおとした。




『・・・逃げよう、なんて考えないで下さいね。貴方達がプラントランドの敷地から一歩でも出たらその腕輪が感知し即爆発致します』




爆発!?
ただのフリーパスじゃなかったの!?


私は信じられないと自身のついている腕輪を見た。





「簡単な事じゃない。3時間。死ぬのは嫌だけど逃げ切ればいいって事でしょう?」




『・・・・・・確かにそうですね。でも、逃げ切れるでしょうか』





巻き髪のそこそこ美人な女の人の言葉に肯定をしたが、何だか否定的でもある。





『この園内には無数のトラップが仕掛けてあります。』





・・・トラップ?




『たんこぶ程度から重傷を負うモノまであります。他にも色々仕掛けはありますけど・・・』





それはお楽しみということで♪
とスピーカーの声が楽しげに言った。



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