マックにて【短編】
それから今日までの一年間、
私たちはとっても上手くやってきた。
それなのに、
いきなり別れようだなんて…
携帯を閉じてテーブルにうずくまった。
今思うと顔も頭も良くなかったのに何で好きになったんだろって思う。
好きにならなければよかった。
告白しなければよかった。
「あたしの一年返せよぉ」
携帯のバイブの振動で私は跳ね起きた。
新着メール、一件
開いてみると彼の名前。
胸が高鳴った。