One Love〜僕の妹はお嫁さん
二人は見つめ合いながら
じっと動かない。

こ、言葉…

…はい?

とりあえず…どいてくれないか?
このままだと…俺…

あぁ!そうでした!
ごめんなさい!!

言葉は飛び跳ねるように起き上がる。

私の初めてがお兄ちゃん…

俺の初めてが言葉…

二人は声を合わせて言う。

え?
え?

言葉?初めてだったのか?

お兄ちゃんもですか?

…

…

そっか。ごめんな。初めてが俺なんかで。

い、いえ!その…
初めてがお兄ちゃんでよかったです…

え?

私…お兄ちゃんの事が…
その…

なんだ?言ってみろ?

お兄ちゃんの事が…
お兄ちゃんの事が好きなんです!!大好きなんです!!!

言葉は顔を真っ赤にして
暴露する。

…そっか。
実はな。俺は言葉に隠してる事があるんだ。
でも、今はまだタイミングじゃない。まだ、早いと思ってる。
いずれは必ず言う。
その時に、今の答えを返す。
それまで待ってもらえるか?

はい。私達は兄妹です…
いくら、私から一方的に好きだって言っても、結ばれる事はないって知っています。
けど…

それ以上言うな。

言葉を潤は抱きしめる。

!?お兄ちゃん?

すぐに答えは出せないけど、
これだけは言える。
言葉は俺の大切な妹だ。
妹でもあり、一人の人間だ。
だから、その答えを出せる日まで少し待っててくれ。

はい。

言葉も潤を抱きしめる。
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