また、明日~天使の翼を持つキミへ~


「みんなをね、安心させたいんだって」


あたしが言うと、3人は目を見合わせた。


高橋くんが封筒を開け、もう一度目を見合わせる。


3人は身を寄せ合って、手紙を覗き込んだ。



内容はわからない。


でも……。


それを読みはじめた途端、3人は、涙を流した。


きっと、親太郎の気持ちが全部詰まった内容なんだろう。


それを見ようとは思わなかった。


3人へ宛てた手紙だし。


それに。


あたしには、あたしだけに書いてくれたものがあるから。



親太郎のすべてが詰まった手紙を、大切に開けようと思う。


メールじゃなくて、親太郎の文字。


親太郎は、昔から字が下手だった。


バカだからひらがなばかりだし。


でも……


それが親太郎だから。


読みながら、あたしの頬にも、涙が伝った。






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