また、明日~天使の翼を持つキミへ~
「落ち着けって。今ここで取り乱してもしかたないだろ」
高橋くんは、落ち着いた口調であたしに言った。
「田沢、とにかく病院に行ってこい。先生にはちゃんと俺らから説明しとくから」
あたしは、乱れた呼吸を整えながら高橋くんを見て頷いた。
「いいか、落ち着いて行くんだぞ。おまえが途中で事故ったりしたら元も子もないからな」
「……うん」
あたしは3人に背中を押され、また階段を駆け下りた。
校舎を出て、グラウンドを走り抜け。
膝上のスカートをなびかせ、白いシャツを膨らませながら。
病院までを全速力で走った。
流れる汗を、手の甲で拭う。
乱れる呼吸。
震える膝。
悲鳴をあげる肺。
親太郎
あともう少しだからね。
あともう少し、待っててね!!