図書室でキミと~秘密事は図書室で~

30分程度作業したので、俺も帰ることにした。

今日だけでだいぶ片付いたな。




「…ふぁ……」



あー、ダメだ。

眠い。



早く帰って早く寝よう。





一人で帰路について歩いていると、無意識のうちに携帯電話を気にかけている自分に気がついた。


もしかしたら…



もしかしたら、中川さんからメールがきてるかもしれない

と。


そんな淡い期待が頭の中をめぐる。





携帯を開いては、ため息が出る。



メールはきていなかった。




今日教えたばかりで、こんな早速送られてくるワケがないか。



そうは思っても、なぜか寂しいと感じてしまうのだった。





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