図書室でキミと~秘密事は図書室で~


もし…あの誘いが冗談だったら

こんなに浮かれている自分が馬鹿みたいだな。



「早く決めろよ。一気に仲良くなれるだろ」

「…あぁ。」



そういう紳は、中川さんのことが好きなんじゃないのか?

こう言っておいて、実はもう、二人は………




「くだらないことを考えるくらいなら、さっさと決めてメールしろ。お前はいちいち深く考えすぎなんだ。」


「……わかったよ。」



そこまで言われたら…仕方ないな。

向こうは冗談かもしれないが。


一旦手をとめ、携帯を開く。



いつにしようか。




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