現代戦国時代3
「みな、私を守るな」

そのとき、戦局を見守っていた謙信が口を開いた。

「謙信様?なにを…」

「やつの隙を作れば、政宗の一撃が届く。例え私が死のうとも、やつを倒すにこしたことはない」

謙信は決死の覚悟で天草を討つことを決めた。

これは、天草の持つ何やら不気味な思惑のようなものを感じたからであろう。

「はっ!」

兵達は謙信の思いを察し、すぐに天草を取り囲んだ。

「やれやれ、まるで織田の最後のようですね」

天草はへらへらといってのけた。
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