現代戦国時代3
政宗が医務室を出る。

「……ああいう将もいるのか」

謙信は自分とは違うタイプの政宗を今はうらやましく思った。

今ある力で今を乗り越えなければ、今まで自分のしてきたことが無になってしまう。

医務室で横たわる慶次と佐助を見て、謙信は決意した。

「二人が再び立ち上がるまで、この軍神も力の限りやらせてもらうよ」

謙信は軍の編成を考えるため、医務室を出た。

「ったく。相変わらずしけた野郎だな」

「謙信様ですか?」

院長は謙信がいなくなると吐き捨てるように言った。

「ああ。もっと、すかっとばしっとちゃっちゃっとやっちまえばいいんだよ」

「……よくわかんないですね」

根津は院長の感覚的な表現にどうもついていけなかった。

「まあ……今回は俺のせいもあるしな。自分勝手にしちまったせいだからな。俺も頑張らねえとな」
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