俺様☆執事にご用心!
病院に着くと、斗基は私を先に降ろして車を駐車しに行った。
私は一足先に黒崎さんの病室に向かう。
お医者さんが言うには、空気感染の心配はないらしい。
だから、私も安心して接する事ができた。
「黒崎…さん、気分はどう?」
「…お嬢様…、毎日毎日ありがとうございます…」
黒崎さんは少し大変そうに起き上がる。
「起き上がるの、大変ですか…?」
私はすぐ支えるが、黒崎さんは大丈夫だと笑う。