俺様☆執事にご用心!
「俺、なんか邪魔物?帰ろうか?」
斗基が冷やかすように言う。
「ええ、プリン食べたらとっとと帰ってもらえる?」
「何ー?!もう迎え来ないからな!」
「こら、斗基。礼儀」
黒崎さんがピシリと叱る。
「必ずお嬢様をお迎えに上がること。いいね?」
「…っかしこまりました」
斗基は渋々了承すると、病室を出ていった。
「……なんか、悪い事しちゃったかな?」
私は申し訳なさそうに病室のドアを見つめる。