俺様☆執事にご用心!
「昔から斗基はあんな感じだから大丈夫です。…それより」
「へ?」
急に暖かい温もりが私を包む。
「やっと…二人きりになれました…」
「えっ…と、黒…崎さん?」
私は突然の出来事に心臓を跳ねさせる。
「お嬢…莉央様……」
どうしよう、心臓の音聞こえちゃいそう…っ。
「……私は、死ぬかもしれません」
「…え?」
「昔、本で読んだ事があります。この症状は、『労核』によく似ている」
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