あの空の向こうの君








亜稀が喜ぶようにゼリーを買ってこようとして
亜稀を病室に残した



























「行って来るなっ」


「うん、待ってる」










これが亜稀の笑顔を見るのが最後だったなんて
僕の頭の片隅にもなかった










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