あの空の向こうの君






「亜稀!!   亜稀!!
しっかりしてっっ!!」

亜稀のお母さんの唯さんが悲痛な声で
叫んでいた。






手術中なランプがついた。







それから2時間後に医者が出てきた。
亜稀は大丈夫だと・・・。





唯さんが医者に呼ばれて少ししたら
泣きながら出てきた・・・。







「っあの!! 唯さん・・・。
亜稀がどうかしたんですか!?」



「涼君・・・。

落ち着いて聞いてね・・・?」




「・・・・はい・・・。」





「亜稀はね・・・・





















心臓病なの・・・。
もうあと一年生きられるかどうか・・・って・・・。



急速に心臓が悪くなってるそうなの・・・。」







「・・・・・そんな・・・・。」





「・・・・・何で亜稀なのっ!!
嫌よ!いや!!

亜稀を死なせないっっ!!
あんなにいい子なのに・・・。

・・・・・・どうして・・・?」




僕は・・・・・






どうすればいいのか・・・・







分からなかった・・・。









だって、君が死ぬなんて考えられなかったから・・・・。










何で・・・・・・・









亜稀なのか・・・・・・。









僕は、声を出して泣いた・・・・・。









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