恋は翼に乗って~アロハ・ハネムーン~
「ボースー、お金ぇ」
瑠美は呆れた口調で言った。
「つけといてくれぇ」
兼高は同じような口調で返した。
「あのですねぇ、今月はもう〔輸吉さん〕二枚も貸してるんですけど。その上、朝の食事代まで、なぁーんでわたしが払わなくっちゃならないんですか!?」
「んなこと言ったって、苦しいんだもーん。トラベエには御園君という、強いパトロンがいるじゃないか」
「人聞きの悪いこと言わないで下さい!雄一朗は婚約者ですっ」
「毎朝、飯をタダで食わせてもらってるんだから、似たようなもんだ。わっはっは!あ、できればポテトもねっ」