晴れのち雨


重い足を一歩一歩踏み出し



ようやく自分のクラスにたどり着いた。


『ここが今日から私のクラスか!』



一息ついて、教室のドアを開けた。






―ガラッ








え?みんな来るの早くない?





私以外、ほぼ全員が指定された席に



座って、先生が来るのを待っている
状態だった。





みんなの視線が痛い。




え?みんなが来るの早いだけだよ?




んまあ、とりあえず席につこう。





えーっと私の席…………





あ!ここだ!




自分の席を見つけて腰をかけた。




話す相手いないよー。



どうしよ。私に友達できるかな?





そう思ってたら





トントン。




後ろの席の人に肩をたたかれた。




いきなりだったもので
からだがビクッと反応した。




『ぶっ!面白い子だね!
名前なんて言うの?』



え?私に聞いてる?



緊張していた私は



頭が大パニック!




落ち着け!落ち着くんだ!私!





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