空の大きさ


「...なんか私服の桐島って新鮮だね」


そう言われてやっと俺も堀内に見られていた事を理解する。


「そういう堀内こそ」


もっと気のきいた言い方ができないのかよ、と言ってから自分で思ってしまった。



「....変、かな?」



首を傾げながら聞いてくる堀内の表情は不安そうで、


「全然、すっげー可愛いよ」


と、自然と口から言葉が出ていた。


言ってから堀内の顔が真っ赤になるのを見て自分の顔も熱くなってきた。


「...そっか、良かった」


と安心したように呟いた堀内を見て、恥ずかしかったけど言って良かった、と思った。




「桐島こそ、かっこいいよ」




熱かった顔が更に熱くなる。


嬉しいけど、こそばゆい、というのが今のところの俺の心境。


とりあえず褒め合いはここまでにしないと、気付けば歩いてる人たちがほとんど俺たちを見てクスクス笑ってる。



「行こっか」


そう言って歩き出した。



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