空の大きさ


勇太と呼ばれた人を見てみると、どこか知ったような顔だった。


でも勇太って初めて聞く名前だし...


「あお!久しぶり!」


勇太ってやつは堀内を見て「あお」と呼ぶ。


「勇ちゃん...久しぶりだね」


さっきは勇太と呼んだのに今度は勇ちゃんと呼ぶ。


こっちに近づいてくるやつをじっくりと見てみる。



背は...多分俺の方が勝ってる。何センチかは。


顔は...いかにも爽やかそうだ。


髪は茶髪だけど短くてワックスで軽く固められている。


耳にも一つだけ、ピアスが光っていた。


青いピアスが光っていた。




「昨日帰って来たんだ」


嬉しそうに笑うやつは堀内しか見えてないみたいだった。


「...そうなんだ」


「あおは何してんだよ?」


そう質問して堀内が俺を見てやっと、俺に気付いたみたいだった。


「...あお、これ誰?」


おいおいおい


初対面でいきなり失礼じゃねーの?



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