珍・赤ずきんちゃん
珍・赤ずきんちゃん 前編

おおかみ

ココは、とある町のはずれにある一軒家である。

ココには、母親と1人の女の子が住んでいました。

その女の子は、いつも赤いずきんを身につけていたので、赤ずきんちゃんと呼ばれていました。


母親:ちょっとっ。森の別荘に住んでるおばあちゃんのところまで、お使いに行ってきてちょうだい

赤ずきんちゃん:ええ〜っ!!だって、今年は猛暑が続いて外、暑いもん。また今度にしよっ

母親:今度とお化けは出た試しがないんだよ。ツベコベ言わず行きなさい。じゃないと、今日の晩ごはんにピーマン入れるわよ

赤ずきんちゃん:喜んで行って来ますわ。お母様(オイ)


というわけで、半ばムリヤリ行かされることになった赤ずきんちゃん。この年、12歳。ファッションにも興味を持ち始める時期である

赤ずきんちゃんは、自分の部屋で姿鏡を見ながら、ファッションチェックをしている


赤ずきんちゃん:途中でイケメンに会うかもしれないわ。かわいく決めていかないと・・・うんっ!!ワンピースはコレにしよっ。後は、ずきん、ずきん・・・


しかし、12歳と言えば、所詮小学生である。何がオシャレだ。小学生はサスペンダーで十分なのだ

赤ずきんちゃんの部屋には5色のずきんが用意してある

ちなみに、何でそんなにずきんをかぶりたがるのかと疑問に思われる方もいるだろう

それには、やむを得ない事情があった

実は赤ずきんちゃんは・・・
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