『約束』、
放課後ゆかこと彩とじゅりは

私達の教室に来て

帰りの準備をするのを

待ってくれていた。

でも、

私と麻奈はボーっとしていた。

「どうしたんッスか?お二人とも」

じゅりが

オドオドしながら言う。

「うん。」

私達2人は

声をピッタリそろえて答える。

「えっ?あっ……本当、何かあったみたいね。」

彩は私達の意味不明な答えに

戸惑いながらも、

もう一度じゅりと

同じ事を聞いた。

「うん。」

「どうして『うん。』しか答えてくれないのよぉ~」

ゆかこはとうとう

ツッコミをしたほどだった。

「うん。」

「…。」
  
3人は固まったまま、

そしていつもなら

ベラベラ話しながら帰る道も、

今日は黙ったままの

道のりだった。

分かれ道。

私は何10分ぶりかの

一言目を口にした

「明日…午前10時ピッタリにはつばさ公園いつもの場所にて集合。」

「は…はい!」

麻奈以外の3人は

クエスチョンマーク

付きで返事をし、

私は分かれ道を右へまがった。

< 37 / 108 >

この作品をシェア

pagetop