『約束』、
時間が止まった気がした。

今日までの

楽しい時間は

何だったのだろうか。

何故、

時間とは過ぎて

行ってしまうのだろう…

『ううん。違うよ』

そう言って欲しかった。

皆がさっき言った事も、

全部嘘だと

そう言って欲しかった。

「う……ううん!大丈夫だよ!だって朝は皆一緒に行けるんでしょう?」

「それはもちろんだよ!」

麻奈がニカッと

笑ってピースをした。

「良かったぁ」

私はその時、

何も知らなかった。

だからショックを受けても、

『仕方ない』

の一言ですませたのだ。

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