『約束』、
私の足は上島一直線に歩く…

 パチンッ

ざわついてた空気は

サーーっと静まり返る。

そしてそれに混じって

何名かのの足音らしき音も

パラパラと聞こえた。

何が起きて、

今私も何をしているのか

分からなかった。

だが、

右の手のひらが

ヒリヒリしているのは感じる。

ようやく現在の状況を

理解した私は

1つの事に気付く。

私……上島を殴った。

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