綿雪

わたしは水瀬くんに掴まれて、近くの公園にいた。


急も急だよ!


祥太くんも結花も呆気にとられた顔してた。


多分、わたしも……


でも、水瀬くんの腕を振りほどけなかった。


急だったからじゃない。


水瀬くんだったから……


心の奥底で水瀬くんのこと、忘れてないんだ……




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