《完》流されオンナ流、幸せの見つけ方
上司、だった男
     ☆☆☆☆☆




「ホラ西原、水」





「あ、ありがとうございます」





差し出された冷たい水を
一気に飲む。




すごくおいしくて、
いくらか意識がクリアに
なった気がした。





「大丈夫か〜?

気持ち悪かったりする?」





「いえ、それは大丈夫で……」





答えながら目を開けて、
あたしは硬直した。





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