ヴァンパイア2~貴方の秘密~
†4章†



「クス…優美に手を出すとは
お前も良く考えたね」



この声っ……
懐かしい――――



「薫っ……ひっく…ずずっ…薫っ!!!」



会いたかった……
薫っ……



「……優美」



悲しい顔して私を見た
どうして…?

そんな顔で
そんな瞳で


私を見るの――…?



「薫…いや……兄貴」



―――……!!!!?





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