★続★『逆高校デビュー』
「桃叶見てごらん。ほら」
そう言って悠斗は、私に近づいてきた。
悠斗は小さな小さな……
赤ちゃんを抱っこしていた。
「え………ちっちゃっ」
私は悠斗が抱っこしている赤ちゃんを覗き込んだ。
かわいいピンクのタオルに包まれた
本当に小さな小さな赤ちゃん。
「かわいい…」
「でしょ〜!完璧ママ似よね〜!
名前、美咲っていうんだ。
一ヶ月。
明日ほら、お宮参りだからさ。
こっちに泊まりにきたんだ」
そう得意げに言った奥さんも一緒に、美咲ちゃんを覗き込んだ。
美咲ちゃんもかわいいけど、
美咲ちゃんを見つめている、
優しい眼差しの悠斗も…
かわいい…
「桃叶ちゃんも抱っこしてみる?」
奥さんが悠斗から美咲ちゃんを受けとった。
「いいんですか!」
「当たり前じゃん!ほい!」
う…うわあ………
美咲ちゃんは想像以上にふわっと軽くて、
なんだかすぐに壊れてしまいそうで………
「桃叶、肩に力入れすぎ」
悠斗がそういって優しく笑った。