彼岸花
(しらを切りとおすきなんだわこの子)

そこで興信所で頼んでとってもらったホテルに入っていくところの写真を見せた

「これは何?」「・・・・・・・・・・・・・・・・・」

愛人の言葉はあまりにもひどかった、「あなたがちゃんと縛っておかないからでしょ」

「向こうからさそってきたのよ」

「とにかく返して主人を」「返しますよ、もう会いません」「絶対ね、会社もやめてもらうわ」「ここにお金がある」「これで当分の生活の足しにして」

「会社までやめろというんですか?」「ええ、そうよ」「また続くでしょそうしないと」

「裁判に出て訴えてもいいのよあなたのこと」「ここは大人になってお金もらって会社辞めて頂戴」

愛人はそこで始めて泣き出した・・・・・・・・・・・・・・・・

最初はほんのいたずら心の気持ちだったこと、別に取ろうとかは思ってなかったこと

ただ純粋に、好きになったことすべてを打ち明けた

「でもあなたのやってることは、ルール違反なのよ」「社会的制裁を加えられてもしかたないのよ」

「そうですね」「じゃあ言った通りにしてもらえるわね」「ええ」
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