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トモヤの肩が小刻みに震えた。

「そうだな。かなしいよな」

コワルスキーはトモヤの言動ひとつひとつを見逃すまいと、注意深く観察した。

「で、君はなんでケイティー先生の家を知っていたんだ?普通は先生の家なんて、知ってるはずないだろう?」
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