年上王子様とのアリエナイ××①

はぁっとため息をつきながら校門を出ると


「みーっけ」


横にいた男の子に指を刺された。


くしゅくしゅっと無造作にセットされた髪。


翔さんとは正反対のくりくりっとした瞳。


「もしかして・・祐くん!?」

「ご名答!久しぶり、柚子!」


1ヶ月ぶりに見る祐君があたしの目の前に立っていた。



「本当に探したんだからな!」


とりあえず学校の前じゃっていうことで

一緒にお茶をすることにしたあたしたちは、


この町で一番若い人たちが利用するファミレスへとはいった。

ドリンクバーを注文して、

それぞれ飲み物を取りに行ったところで、


祐君がため息をつきながらこぼした。


「探してくれたんだ」

「当たり前だろ?あんな別れ方されて誰も納得しないっつーの!」


< 122 / 327 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop