年上王子様とのアリエナイ××①
はぁっとため息をつきながら校門を出ると
「みーっけ」
横にいた男の子に指を刺された。
くしゅくしゅっと無造作にセットされた髪。
翔さんとは正反対のくりくりっとした瞳。
「もしかして・・祐くん!?」
「ご名答!久しぶり、柚子!」
1ヶ月ぶりに見る祐君があたしの目の前に立っていた。
「本当に探したんだからな!」
とりあえず学校の前じゃっていうことで
一緒にお茶をすることにしたあたしたちは、
この町で一番若い人たちが利用するファミレスへとはいった。
ドリンクバーを注文して、
それぞれ飲み物を取りに行ったところで、
祐君がため息をつきながらこぼした。
「探してくれたんだ」
「当たり前だろ?あんな別れ方されて誰も納得しないっつーの!」