魔法使いの見習いちゃん

「…お姉ちゃん、わたしまたあの夢見たよ」
「マジ?!」
かたっ
お姉ちゃんはわたしの向かいのイスに座った。
「今日こそ…会えるかなぁ」
「会えるといいね…」
お姉ちゃんとの静かな会話。わたしは制服に着替えて家をでた。
少し家から離れたところ。時間的にもちょうどいい。
「…誰もいないよね……?」
わたしはキョロキョロと辺りを見回して、下を向いた。
< 3 / 5 >

この作品をシェア

pagetop