叶わなくても

本気の笑顔

月日は、流れて・・・

四月。

ついに、三人が出会った季節になった。

あたしは、今日を待っていた。

三人が、出会った日に告白しようと思っていた。

「聖也、ちょっといい?」

「おう」

聖也をあの屋上に、呼び出した。

ドクンドクンドクンドクン

「あのね、あたし聖也の事好きだよ?」

「えっ・・・」

「突然だけど、考えて欲しいんだ ちょうど、今日は三人が出会った日だし」

「もう、そんな日だな わかった」

「うん」

やることは、やったよ?

詩織。

だから、早く帰ってきて欲しい。

それから、一週間後。

「羽衣、ちょっと」

「うん」

理由は、わかったいた。

きっと、この前の告白の返事。

「ごめん 俺、詩織がまだ好きなんだ」

「知ってる」

「じゃあ、なんで」

「二番でもいいから、聖也の目に女として映りたいの」

「羽衣・・・」

「お願い お試しでもいいから」

「わかった」

その日から、聖也とあたしは付き合いだした。




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