叶わなくても

倍の気持ち

詩織あれから、結構経ってもう詩織と聖也とあたしで、はしゃいだ夏の季節になった。

詩織、あたしは元気にやってるよ!!

聖也に0.5の気持ちだって、言われてとっても悲しかったし苦しかったし、切なかった。

でも、それでもいい聖也のそばに居れれば。

夏になっても、夏休みはまだ先。

「暑いね」

学校の帰り道。

いつもどうり、聖也と帰っていた。

「やっ止めて下さい!!」

女の子の悲鳴みたいなのが、聞こえた。

すぐさま、あたしと聖也は声の聞こえる方へ行った。

見てみると、女の子が襲われかけている。

「ちょっと、止めなさいよ!!

聖也は、襲おうとしてた男たちから、女の子を助けた。

「何だよ!!お前っ!!」

殴りかかろうとする男たちを、かわして逆に殴る。

聖也って、なぜか喧嘩だけは強かったんだよね?

一回、聞いてみたことがあっておじさんに、「男は女を守らないけない!!」
って、言われてやらされたんだって。

< 23 / 115 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop