軽薄男に鉛弾を【新☆パラレル・ワールド企画作品】
錯乱している純一郎を見ている三人は不思議そうな顔をしていた。

「彼は一体どうしたんだい?」

どうやら霊感が、さっぱり無いらしいグッチーは純一郎の変貌ぶりを理解出来ない。

「コイツ…なんか、霊感が強いらしいんですよね」

と深が説明すると

「さっきも、その銃で狂いよったし…何か祟られとるっちゃない?」

他人事の様に怜が呟くと

「お…俺は水なんて持ってない…あっち行け〜!」

まだ純一郎のワンマン劇場は続いてる。

「案外日本兵の亡霊に水たかられとるんやない?」

怜は何気なく言ったのだが…

「来るな〜だから俺はお前らの味方じゃな〜い!」

まだまだ絶叫は、止みそうにない。
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