Sweetらぶ★コンプレックス

リターン?!

「かーえでちゃン♪」

毎度恒例の、桃城先輩の呼ぶ声がする。
そのたんびに痛い目線が、あたしに飛び交う。


だけど…
今日の、あたしの桃城先輩に対しての対応は、少しいつもとは違った…




「何ですか?」

いつもだったら、ここで嫌そうな顔をするのだが、今日はしなかった。


「……?いつもの対応と違うよー!?」

不思議そうに、あたしの顔を覗き込みながら言う。


「そうですか?別になんちゃ変わりは無いですけど?」

冷静に言うあたし。


「そーかなー…?」

眉間にシワをよせて、首を少し傾げながら言う桃城先輩…



そんな桃城先輩を見つめる、
ファンクラブ軍団の目線がついにピークを迎えそうになったため、桃城先輩の耳元で小さく囁いた。


「てか、いい加減後ろの方々のお相手をしてあげたらどうですか…?」

その言葉と同時に、
親指で後ろを指す。
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